体調を崩した日の“ひとりあるある”|病中ワンオペで救われたものたち

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暮らしのヒント
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風邪やインフルエンザ、そしてコロナ…。
突然やってくる体調不良は、それだけでもつらいのに、
誰にも頼れない状況だと、そのしんどさは何倍にも膨らみます。

今回わたしはコロナにかかってしまい、ひとりで寝込みました。
いつも通りの暮らしができなくなったときに感じた、孤独・不安・それでも癒されたモノたち。

同じように「体調が悪いのに頼る人がいない…」という方の、
少しでも心の寄りどころになればうれしいです。

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ひとりで寝込むって、こんなにつらい

正直、想像以上でした。

高熱が出ても、水分を取りに行くのは自分。
フラフラしながらお粥を作り、食べる気力もないのに何かを口にしないといけないプレッシャー。
玄関のピンポンに出られないときの焦り…。
あらためて、「元気でいるって、すごいことだったんだな」と思いました。

特にしんどかったのは、「誰かに話しかけられない時間」。
話す元気もないけど、誰かの声が恋しい。
そんな気持ちに、想像以上にぐったりしてしまいました。

しかも、メンタルまで静かに落ちていくのが、いちばんこたえました。
SNSを見る元気もなく、LINEの返信だけやっとしている。
ベッドの中でただ天井を見つめながら、「ああ、いま誰にも会いたくないけど、誰かに抱きしめてほしいな」と思ってしまうような。

ふだんなら見逃してしまうような言葉にも、涙が出そうになったり。
病気そのものよりも、「心がぽっかりしてしまう」感じの方が、正直こたえました。

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“誰か”じゃなくても、救われたもの

体調不良中でも、ほんの少しだけ心が軽くなった瞬間がありました。
それは、誰かのやさしさじゃなくても、モノや音が「ひとりじゃない」と思わせてくれたからです。

ポカリより沁みた…「常温のお茶」

冷たい飲み物がつらくて、なんとか手に取ったのが常温の麦茶でした。
ぬるくて、味もしっかりしていて、なんだかほっとする。

体が弱っているときって、やさしさの温度ってちゃんと感じるんだなって思いました。
その後、常温のお茶を何本か枕元に並べておくという新習慣が生まれました。

孤独メンタルを救ってくれた「音声配信・YouTube・ラジオ」

無音の部屋って、こんなにさみしいんだ…と実感した日。
そこで助けられたのが、誰かの声。
PodcastやYouTubeのゆったりしたトーク系、ラジオの深夜番組…。

なにげない話が、まるで遠くの誰かが「そばにいるよ」と言ってくれているようで。
ChatGPTとの会話も、そのひとつでした。
“会話”じゃなくても、誰かの言葉があるって、ほんとうに心強い。

寝ながら見てた「ゆるゆる系アニメ・動物動画」

頭も痛いし、何も考えたくない…。
そんな時にちょうどよかったのが、「ゆるいアニメ」や「動物の癒し動画」。

内容がわからなくても、映像だけで癒されるし、笑いがなくても、安心できる。
何もできない自分に責めの言葉を投げず、ただただ“癒し”だけをくれる時間。

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ひとりあるある集|ちょっと笑えるけど泣ける

ひとりでの闘病は、寂しさがつのりますが、誰にも見られていない気楽さもあります。ウイルスと戦うために、ひとりで工夫したアレコレを集めてみました。

  • ティッシュを床にばらまいて「どこからでも手が届くように」した

  • ポカリ・お茶・ゼリーを枕元に並べて“給水タワー”を作った

  • デリバリーの受け取りがつらすぎて「玄関に置いてください」と懇願した

  • 体温計を口にくわえたまま寝落ちして、測れてなかった

  • Amazonの“お急ぎ便”が翌日に来た時、本気で涙が出そうになった

  • 玄関に出るのがつらくて、宅配ボックスが救世主だった

  • 熱が高すぎて「えっ私…今38度ある? ない? 幻覚?」ってなった

  • Uber Eatsの注文画面で、3回フリーズして結局冷凍うどん食べた

  • 夢の中でも「寝込んでて、誰かにLINE送れない」って焦ってた(笑)

  • マスクして寝たら口元がびちゃびちゃで余計しんどかった

しんどいけど、笑える。
笑えるけど、ほんとは泣きたい。
そんな複雑な感情が、一人で寝込んでいるときにはいっぱい溢れてきます。
でも「わかるわかる!」と共感してくれる人がきっとどこかにいます。

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おひとりさま寝込みデーの、リアルな1日

誰にも会わず、誰ともしゃべらず、ただ時間が流れていく。
病中の一日は、こんなにも長くて、こんなにも静かでした。

ここでは、実際にわたしが過ごした「寝込みスケジュール」を、ちょっと恥ずかしいけど書いてみます。
もしかしたら、あなたも「あるある〜」って共感してくれるかも…?

🕒7:00

うっすら目が覚める。「ん?身体が重い……」
トイレだけ行って、すぐにふとんに戻る。

🕒9:00

のどがカラカラ。
枕元のお茶を飲んで少し落ち着く。
「ゼリー食べたい…」と思いつつ、そのまままたウトウト。

🕒12:00

起きたら汗びっしょり。
パジャマ着替えるだけで息切れ。
コンビニのレトルト雑炊をチンして、2口でギブアップ。
「もうちょっと食べたいけど…ムリ」

🕒14:00

YouTubeでラジオ的なものを流す。
誰かの声が部屋にあるだけで、ちょっと安心。
聞いてはいない。

🕒15:30

またウトウト。
変な夢を見た気がするけど、覚えてない。
起きてすぐ、スマホの充電が切れてて絶望。

🕒17:00

玄関にウーバーイーツ到着。
「すみません、玄関前に置いてください」のメッセージ送信がやっと。
出る元気はないけど、食べ物はうれしい。

🕒20:00

テレビをつけてみたけど、内容が頭に入ってこない。
なんとなくチャンネルを変えながら、またうとうと。

🕒23:00

やっと寝られるかもと思ったけど、昼間寝すぎて目が冴える。
明日の朝には、少し楽になっていますように。


📌ちょっと情けなくて、ちょっと笑えて、でも本気でしんどかった1日。
でも、こんな日もあるよね。
だからこそ、「あたりまえの1日」って実はすごいことだったんだって思える。

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しんどい時に“備えててよかった”暮らしの工夫

事前に何気なくしていたことが、自分を助けてくれた──そんな気づきもありました。

  • おかゆ、冷凍うどん、レトルトの雑炊系をストックしていた

  • 薬・体温計・マスクなどをまとめた“体調不良セット”を引き出しに入れていた

  • ウェットティッシュ・アルコールスプレーがすぐ取れる場所にあった

  • Amazonやネットスーパーのアカウントがすでにあって、ワンタッチで注文できた

  • ペットボトル用のストローキャップが、思いのほか便利だった

そして、やっておけばよかった…という反省点も。

  • 電源タップの場所が遠くて、スマホの充電が常にギリギリ

  • 常温の飲み物が全然なかった

  • 熱さまシートを冷やしておけばよかった。

  • 体温計の電池が切れていた(←地味に大問題)

  • 冷凍ごはんだけあって、おかずがゼロだった

こういう時、たとえば「寝込んだとき用の小さな防災袋」があると安心かも、とも思いました。
ちょっとした準備が、未来の自分を救ってくれる。
この経験が、そんな気づきにもつながりました。

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“誰にも言えなかった弱音”

体調が悪くて、熱が出て、身体が動かなくて。
それなのに、「大丈夫?」と聞かれると、なぜか「うん、大丈夫」って答えてしまう。

本当は、しんどい。
本当は、誰かに「助けて」って言いたい。
でも、そう言ったら迷惑になるかもって思ったり、
「甘えてる」って思われたらいやだなって感じたり。

弱音を吐くことが、“わがまま”に感じてしまうときがある。

スマホに何度も手を伸ばしては、誰にもLINEを送れずに消す。
「こんなことで心配かけたくない」って思う気持ちと、
「誰か、気づいてくれないかな」っていう気持ちが、ずっと行ったり来たりしてた。

夜中、目が覚めて、誰もいない部屋で枕に顔をうずめながら、
ひとりで静かに泣いたこと、忘れられない。

誰にも言えなかった弱音を、いまここに置いておきます。
「しんどい」
「さみしい」
「不安だった」
「助けてほしかった」。
そう思っていたこと、ちゃんと自分で認めてあげようと思います。

だって、それだけがんばっていたってことだから。
だれにも見せなかった涙も、がんばってこらえた言葉も、
全部、自分の大切な記録だと思うから。


これを読んでくれているあなたも、
もし、いま少しでも心が苦しかったら、
その気持ちを、自分だけには嘘つかずにいてほしい。

言えなかった弱音は、ここに置いていってくださいね。
あなたの「がんばった」は、誰よりも、あなた自身がわかっていますから。

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まとめ

ひとりでも、ひとりじゃない日常を

体調を崩して、誰にも頼れない時間は、正直とてもつらいものでした。
でもその中で、「自分を支えてくれる小さな存在」にいくつも出会いました。

誰かの声、あたたかい飲み物、ちょっとした備え──
それらは“直接的な助け”ではないけれど、「ひとりでも、大丈夫」と感じさせてくれました。

この記事を読んでくれた誰かが、
「体調悪いとき用のストック、しておこうかな」
「たまには自分にやさしくしようかな」
そう思ってくれたら、とてもうれしいです。

そして、
今まさに寝込んでいるあなたへ──
無理せず、今日もひとつ、呼吸ができた自分を褒めてくださいね。
体がしんどい時は、心までがんばらなくていいから。

ひとりでも、あなたは“ちゃんと生きている”。それだけで、すばらしいことです。

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