「ライブ、一人で行くってアリなのかな…」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
誰かと行くのが当たり前、と思っていた私が、
初めて「ライブ一人参戦」にチャレンジしたとき――
正直、不安と緊張でいっぱいでした。
でも、実際に行ってみると、
ひとりだからこその楽しさや心地よさも、たくさん見つけられたんです。
この記事では、40代女性の私が体験した
「ひとり参戦って、どうだった?」というリアルな声と、
当日の過ごし方・気持ちの変化・あると安心な持ち物まで、まるっとご紹介します。
「ひとりって、ちょっとこわい…」
そんな気持ちを抱えているあなたに、少しでも届きますように。
ひとり参戦ってどうなの?|不安と期待が入り混じった気持ち
「ライブ、1人で行くってアリなのかな…?」
そんなふうに思ったのは、SNSで“ひとり参戦”という言葉を見かけたときでした。
最初は「ちょっと寂しそう」「まわりの目が気になるかも」なんて思っていたけれど、
好きなアーティストのツアー日程が発表された瞬間、
「えいっ!」とチケットを申し込んでいた私がいました。
ひとりで参戦するのは、これが初めて。
嬉しさと同時に、不安や緊張もどんどん押し寄せてきます。
そもそも、ライブって“誰かと行くもの”じゃないの?
ライブに行く=友達や家族と一緒に…
そんなイメージがずっとありました。
実際、SNSやブログで「ライブ行ってきた!」という投稿を見ると、
ツーショット写真や「楽しかったね!」のコメントであふれています。
だからこそ、
「ひとりで行って浮かないかな」
「寂しい人だと思われない?」と不安になってしまう。
自意識過剰なのかもしれないけど、最初はそんな気持ちでした。
でも、“好き”な気持ちは、誰かと比べるものじゃない
よく考えてみたら、
私はこのアーティストの曲に何度も救われてきたし、
ライブで直接パフォーマンスを見られるなんて、本当に幸せなこと。
誰かと行くかどうかより、「自分が行きたいかどうか」が一番大事なのかもしれない。
そう思い直して、ひとりでも行ってみよう、と決めました。
「不安だけど楽しみ」そんな気持ちで迎えたライブ前日
チケットはスマホに入ってる。
交通手段も調べた。持ち物も、最低限のものは準備できた。
でも、不安は消えないまま前日を迎えました。
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会場で迷ったらどうしよう
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グッズ列ってひとりで並べるかな
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座席でひとりぼっちになって浮いたら…
それでも、「行ってみたい」という気持ちは変わりませんでした。
「誰かとじゃなくても、ライブって楽しめるのかな?」
そんな不安を抱えながら、私はひとりで会場に向かいました。
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✍️不安でいっぱいだった“ひとり参戦”|私を支えてくれた気持ちの整理と安心アイテムたち
「ライブ一人参戦」と聞くと、
自立していてアクティブで、強い人のイメージがあるかもしれません。
でも、私が初めて“ひとりでライブに行こう”と決めたときの気持ちは、全然そんな感じじゃありませんでした。
正直、ずっと不安でした。
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周りはみんな友達同士で来てたらどうしよう
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自分だけ浮いてるように見えたら?
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開演までの待ち時間、スマホだけじゃ時間が持たないかも…
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帰りに誰とも感想を話せないって、さみしく感じるかもしれない
頭では「ひとりでも楽しめるはず」と思っていたのに、心は「やっぱり誰かと行きたい」とブレーキをかけていて、何度もチケットをキャンセルしようか迷ったくらいです。
🧠 気持ちの整理に必要だったのは、“ひとりでも楽しめる根拠”だった
そんな私が最終的に行く決意をしたのは、
「少しでも不安を減らす準備」をしたから。
自信があったわけじゃないけど、
「これさえあれば大丈夫」と思えるアイテムをカバンに詰めて、
気持ちがちょっと落ち着いたんです。
🎒持ち物は“安心グッズ”。私の背中を押してくれたもの
1人だからこそ、「誰にも頼れない」状況が増えます。
だからこそ、“自分を守るもの”をちゃんと持っておくことが、気持ちの支えになりました。
以下は、私が実際に「これがあって助かった…!」と思ったアイテムたちです。
📱 モバイルバッテリー
→ チケットの表示、地図の確認、SNS投稿…ひとり参戦ではスマホが命綱。
電池切れの心配が消えるだけで、気持ちにかなり余裕が生まれました。
📖 Kindle(スマホアプリ)+短編小説
→ 待ち時間、まわりが友達と楽しそうに話してる中にひとりでいると、やっぱり心細くなります。
でも本を読んでいると、不思議と「自分の時間を楽しんでる」感覚になって、周囲の目が気にならなくなりました。
🧊 冷感ネックリング・汗拭きシート
→ 緊張+気温で汗をかくタイプなので、首元を冷やせるグッズは大正解。
ライブ前に汗を拭いて、少し気持ちをリセットするだけで体感がまったく違いました。
🧣ハンドタオル
→ライブ会場のトイレは混みあうので、ハンドタオルがあると、さっと拭けて便利でした。更に、ペットボトルの水滴や、頭や首から落ちる汗を拭くためのグッズとしても必須でした。
💄 小さなミラーとリップ
→ 誰とも話さないからこそ、「人にどう見られているか」が妙に気になったりします。
そんなとき、こっそり確認できる小さなミラーがあると安心できました。
🧣 羽織やストール
→ 会場って意外と冷房が強いことも。自分の体調は自分で守らなきゃ、という意識が高まるのがひとり参戦です。
💧 水分(ミニサイズのペットボトル)
→ 誰かに「ちょっと買ってくるね」と言えないからこそ、持参しておくと安心。
「これを持っているから大丈夫」
そう思える“安心材料”が、心の中の不安をゆっくり溶かしてくれた気がします。
🍬ミントキャンディ
チョコでも、グミでも、ガムでもなく、ミントキャンディが私の必需品。
まず、話をしないので、口寂しいのです。ミントキャンディなら一度口に放り込むとゆっくり溶ける様子を楽しむこともできます。溶けるから捨てる必要もない。気持ちも落ち着くので私の必需品でした。
🫶私が安心できたのは、荷物ではなく“備え”だったのかもしれない
振り返ると、
不安な気持ちをゼロにすることはできなかったけれど、
それを“持ち物”という形にして可視化できたことが、私にとっての心の支えになっていました。
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涙が出そうになったらポケットティッシュ
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緊張しすぎたらミントタブレット
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待ち時間が不安なら、読書で気持ちを落ち着ける
そうやって、小さな道具たちが、
ひとりの不安を“ひとりの自由”に変えてくれたのかもしれません。
必要なのは、
「強くなること」じゃなくて、「自分なりに備えておくこと」だったんだなって、
今なら思います。
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SNSで見た、1人ライブにこれを持って行ってよかった。少数派編
ライブ一人参戦を検索していると、
X(旧Twitter)やInstagram、ブログなどでも、たくさんの「よかったアイテム」が紹介されています。
その中で、ちょっと意外だけど「なるほど!」と思った少数派アイテムを、理由と一緒にご紹介します。
👕 着替え用のTシャツ(薄手のインナーでも◎)
「汗をかきすぎて、帰りの電車が気になって…着替えたらスッキリして帰れた!」
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特に夏場・屋外ライブでは汗だくになりがち
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サラッとした速乾インナーや小さめTシャツを忍ばせておくと安心
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会場のトイレや更衣室を活用(混雑前に)
🧊 のぼせ対策に“汗拭きシート”は最強
「汗かきすぎてのぼせたけど、ひんやりシートで生き返った…!」
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市販の冷感シート(顔用・体用)をひとつ持っておくだけでかなり違う
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日中の並び時間・終演後の熱気対策に◎
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メイク落ちが気になる人は顔用と体用を分けるのがおすすめ
🧻 ポケットティッシュの“2個持ち”
「ひとつは涙用、もうひとつは汗・汚れ用。分けておくと安心だった」
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特に感動系のバラードが多いアーティストのライブでは、涙ぐむ人も
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汗をふいたり、化粧崩れを直したり、何かと使えるので多めに持って◎
🎧 ノイズキャンセリング付きイヤホン
「開場前に不安な気持ちを切り替えるのに役立った」
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会場のざわざわが気になりすぎるとき、好きな曲で“心のチューニング”
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周りの話し声や雰囲気に飲まれず、自分のペースで気持ちを整えられる
🍬 小さめののど飴やタブレット
「マスク越しでも口元がスッキリして、気持ちの切り替えになった」
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声を出さないライブでも、乾燥や緊張で喉が渇くことがある
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「なにか口に入れているだけで落ち着く」という声も多数
🧴 ロールオンアロマ(無香タイプorやさしい香り)
「緊張で汗をかきやすいタイプなので、こっそり手首にぬってリラックス」
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香水ほど強くないので周囲に迷惑になりにくい
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「香り=安心スイッチ」になる人も
💌 手帳やメモ帳+ペン
「ライブのあと、感じたことをすぐに書きたくて。帰り道にカフェで一息しながら記録するのが楽しみ」
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感動を言葉にすると、より余韻が深まる
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スマホより“気持ち”を残せるという声も
🪞スマホがわりのコンパクトミラー(電源不要)
「スマホで鏡チェックするの、ライブ会場ではちょっと出しづらくて…」
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人目が気になる人にとって、サッと使える鏡は強い味方
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荷物を出す手間が減るだけでもストレス軽減に
🪑 コンパクトな折りたたみクッション(会場による)
「会場が長時間着席型だったので、お尻が痛くならなくて助かった」
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アリーナ席や体育館系のイベントで見かける声
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場所によってはNGもあるので、事前に確認は必須!
✅ちょっとした「+1アイテム」が、心を軽くしてくれる
皆が持ている定番グッズとはちょっと違うけれど、「私にはこれが必要だった」と思えるアイテムって、実はすごく大事。ひとり参戦では、”気持ちを守るアイテム”が、そのまま”ライブを楽しむチカラ”になることも。
ひとり参戦、こんなふうに楽しんだ!|当日の流れと過ごし方
ドキドキしながら迎えたライブ当日。
「ちゃんと行けるかな」「やっぱり緊張する…」という気持ちはありましたが、
結論から言うと――ひとりでも、すごく楽しかった!
ここでは、私が実際にどんなふうに過ごしたのかを、時系列でご紹介します。
開場前|「並ぶ時間」が意外と落ち着けるひとときに
会場には、開場の1時間ほど前に到着。
あえてグッズ列には並ばず、近くのカフェで軽くお茶をしてから向かいました。
人混みの中で緊張しすぎないように、
カフェでスマホのKindleアプリを開いて、エッセイを読みながら気分を落ち着ける時間――
この“自分のリズム”で行動できることこそ、ひとり参戦のいいところかもしれません。
会場に近づくと、もちろん周りは友達同士やカップルも多くて少し不安に。
でも、「あの人もひとりかも?」という方もちらほらいて、
“ひとりだからこそ浮く”ということはまったくありませんでした。
開演中|気兼ねなく楽しめるって、こんなに自由なんだ
ライブが始まった瞬間、
さっきまで感じていた不安が、全部吹き飛びました。
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隣の人に遠慮しないで手拍子ができる
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泣きたい曲では堂々と泣ける
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ステージに集中できて、想像以上に深く楽しめた
誰かと「この曲いいね〜!」と共有するのももちろん素敵だけど、
自分だけの感動を、自分のタイミングで受け止められることのほうが、
このときの私にはぴったりだったなと思います。
終演後|“余韻にひたる”ひとり時間が心地よかった
ライブが終わっても、興奮と感動で胸がいっぱい。
でも、一緒に語る人はいない――
そう思っていたけど、これがまたよかったんです。
帰りの混雑を避けて、少し歩いた場所にあるカフェへ。
ライブTを着たファンの姿を遠くに見ながら、
SNSで「#ライブ名」で検索して、みんなの感想を読むひとり時間。
なんだか、それだけでもう“じゅうぶん共有してる”ような気がして。
帰り道には、イヤホンでセットリストの曲をもう一度聴きながら。
「行ってよかったなぁ」と、じんわりと余韻をかみしめました。
誰かと来ていないからこそ、
「自分の気持ちにだけ集中できる贅沢」
それが、ひとり参戦のいちばんの魅力だったのかもしれません。
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ひとり参戦、やってみてよかった|“次はもっと楽しめそう”と思えた理由
終わってみると、不安だったことのほとんどが「思い込み」だったなと感じます。
もちろん、最初は緊張もしたし、まわりの目も少し気になったけど――
それ以上に、自分の「好き」を大切にできたことが、何よりも嬉しかった。
「ひとりだから楽しめない」わけじゃなかった
誰かと行くライブには、誰かと行く楽しさがある。
でも、ひとりで行くライブには、自分のためだけの楽しさがあるんですね。
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自分のペースで動ける自由さ
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気をつかわずに感情を出せる安心感
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静かに、深く、余韻を味わえる満足感
ひとりでも、ちゃんと楽しめた。
それだけで、ほんの少しだけ、自分のことが好きになれた気がしました。
次はもっと、ラクに楽しめる気がしている
1回目は緊張だらけだったけど、「行ってみた」という経験ができたからこそ、次はもっと気持ちに余裕をもって楽しめそうです。
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ライブ前にちょっと贅沢なランチをしてみようかな
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グッズ列に挑戦してみようかな
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席がどこでも、堂々と楽しもう!
ライブって、誰かとじゃなくても行っていい。
「自分が楽しみたいから行く」それだけで十分なんだって思えたのは、
私にとってすごく大きな気づきでした。
💬ひとことコラム:ひとり参戦は、“こわい”じゃなく“ちょっと特別”な時間
最初の一歩を踏み出すのって、どんなことでもちょっと勇気がいる。でも、ひとりでライブに行った私を、いちばん近くで見ていたのは「私自身」だった。
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不安もあったけど、自分で準備して
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ひとりで電車に乗って、会場に行って
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泣いたり、笑ったりして、帰ってきた
そう思えたとき、なんだかすごく心が満たされていたんです。
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✅まとめ:ひとり参戦、迷っているなら行ってみて
もし今、ひとりでライブに行こうかどうか迷っているなら、
私はそっと背中を押したいと思います。
もちろん、不安がゼロになるわけじゃないけれど、
それ以上に「行ってよかった」と思える瞬間が、きっとあなたを待っています。
🍀そして、ひとり参戦を少しでもラクにする“服装や髪型”も気になる人へ
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