願書の「園に対する希望」欄を見て、
「何を書けばいいの?」「書かなくてもいいのかな?」と迷ったことはありませんか。
私も最初は、何をどう書けばいいのかわからず、
“希望”という言葉に戸惑いました。
「これは要望なの?お願いなの?それとも理念?」と、考えすぎて手が止まってしまったんです。
でも実は、「園に対する希望」は、
“家庭の考え方と、園の方針が合うかどうかを確認するための欄”。
難しく考える必要はありません。
園が知りたいのは、保護者の“願い”や“価値観”であって、
「こうしてほしい!」という強い要求ではないのです。
この記事では、園がこの欄を通して何を見ているのか、
どんな風に書くと気持ちが伝わるのかを、やさしく解説していきます。
書き方のポイントや例文、面接での伝え方も紹介しますので、
願書づくりが少しでも安心して進められたら嬉しいです。
🏫 第1章:なぜ「園に対する希望」を書くのか?意図を理解しよう
「家庭と園の方向性を合わせるための欄」
この項目は、家庭と園が「同じ方向を向いているか」を確認するためのものです。
どんな教育方針をもつ園でも、園生活を支えるのは“家庭との連携”です。
そのため、園はこの欄を通して次のようなことを知ろうとしています。
-
家庭ではどんなことを大切にしているのか
-
子どもの性格やペースをどう受け止めているか
-
保護者として、園とどう関わっていきたいか
つまり、「園に対する希望」=“園と一緒に育てていくためのメッセージ”なんです。
「選ばれるため」ではなく「分かり合うため」
この欄を書くときに意識したいのは、合否を決めるためではなく、お互いを知るためという視点。
無理に「すばらしい家庭」を演出しようとする必要はありません。
むしろ、園が求めているのは“その家庭らしさ”です。
たとえば――
「外で思いきり体を動かすのが好きな子なので、自然いっぱいの環境を希望します」
といった、子どもの姿に寄り添った具体的な言葉のほうが、園にも伝わりやすいのです。
書き方次第で印象が変わる理由
園の先生は、たくさんの願書を読みます。
その中で印象に残るのは、「どんな園に入りたいか」ではなく、
「どんな家庭の考えをもっているか」という部分です。
ですから、
-
園の教育方針を理解している
-
子どもの個性に合いそうな理由を書いている
-
家庭の想いを、やわらかい言葉で表現している
この3つを意識するだけで、読み手に“誠実さ”と“信頼感”が伝わります。
注意したいリスクも少しだけ
うかるこ(うみ塾長のお受験カレッジ)でも紹介されているように、「園に対する希望」は、書き方次第で印象が変わることもあります。
たとえば――
-
要望が強すぎて“モンスターペアレント”と思われてしまう
-
「家ではできないので園でお願いします」と“丸投げ”印象になる
-
「早く字を覚えさせてほしい」など、教育を指示するような書き方
こうした表現は避け、あくまで“園を信頼している”姿勢を大切にしましょう。
💬 第一章のまとめ
「園に対する希望」とは、家庭の想いを園に知ってもらうためのやわらかなコミュニケーション欄です。
「完璧に書こう」と思うよりも、
「この子にはどんな環境が合うだろう?」と考える気持ちが、
いちばん伝わる文章になります。
.
🌷第2章:園に対する希望を書くときの基本のポイント・注意点
1. すべてを書かなくても大丈夫
「園に対する希望」と聞くと、あれもこれも伝えなければ…と焦ってしまう人も多いですが、
すべてを書く必要はありません。
暮らしループの記事でも紹介されているように、
この欄は“希望を全部伝える場所”ではなく、
“園と共有したいことをピンポイントで伝える欄”です。
たとえば、
-
「子どもの性格」
-
「家庭で大切にしていること」
-
「園の方針と重なる部分」
このうちのどれか1〜2点を選んで、具体的に書くだけで十分です。
あれこれ詰め込みすぎるより、一つの想いを丁寧に表現するほうが伝わります。
2. 「過保護」と思われないバランスを意識する
園に対して“お願いごと”のような書き方をしてしまうと、
読む人によっては「少し心配性な印象」を与えてしまうこともあります。
たとえば、次のような例です。
❌「先生がつきっきりで見守っていただけると助かります」
❌「集団生活が苦手なので、できるだけ優しく対応していただければ…」
これでは、どうしても「園に求めすぎている」ように見えてしまうことがあります。
伝えたい気持ちは「守ってほしい」ではなく「一緒に見守りたい」。
そこで少し言葉を変えてみましょう。
⭕「人見知りな面もありますが、少しずつ慣れていけたらと思います」
⭕「子どものペースを尊重してくださる園の方針に安心しました」
たった一文変えるだけで、印象はぐっと柔らかくなります。
「お任せします」よりも「信頼しています」という姿勢が伝わる言葉を選ぶのがポイントです。
3. 園の教育方針と重ねて書く
園ごとに大切にしている考え方があります。
たとえば「のびのびと遊びを通して学ぶ」「挨拶を大切に」「自然の中で過ごす」など。
願書を書く前に、園のホームページや説明会で方針を確認しておくと安心です。
そして、その方針に共感した理由を添えると、
ぐっと説得力のある文章になります。
「遊びを通して学ぶ」という方針に共感しました。
家でも“できた!”という達成感を大切にしており、子どもの成長に通じると感じています。
このように、「園の言葉+家庭のエピソード」をセットで書くと、“よく調べている印象”と“家庭の姿勢”の両方が伝わります。
4. 志望理由とリンクさせる
「園に対する希望」は、志望理由の延長線にある項目です。
「なぜこの園を選んだのか」と「どんなことを望んでいるか」は、
自然に一貫性があるほうが読み手に安心感を与えます。
志望理由:「自然の中で学べる環境に魅力を感じました」
希望欄:「その中で、子どもの好奇心をのびのびと伸ばしていけたらと思います」
このように流れを合わせておくと、願書全体がまとまりのある印象になります。
5. 言葉遣いは“控えめで前向き”に
「〜してほしい」「〜を希望します」という書き方でも良いのですが、
少しだけやわらかい表現に言いかえると印象がまろやかになります。
❌「○○を重視して指導してほしいです」
⭕「○○を大切にされている点に共感しました」
⭕「○○の取り組みを通して、子どもが学びを深められたら嬉しいです」
言葉のトーンが柔らかいと、
“お願い”よりも“信頼”の気持ちが伝わります。
書き終えたあとに、「もし自分が読む立場ならどう感じるか」を
一度読み返してみるのもおすすめです。
🌿第2章のまとめ
「園に対する希望」は、
どれだけ丁寧に気持ちを伝えられるかが大切。
完璧な文章よりも、親としての温かい想いがにじむほうが印象に残ります。
焦らず、
「この子にはどんな環境が合うかな?」
「園とどんなふうに関わっていきたいかな?」
そんな視点で書いていけば、自然とやさしい言葉が浮かびます。
.
🌼第3章:要素別に使えるフレーズ・例文集
「園に対する希望」欄に書く内容は、家庭によってさまざまです。
ここでは、よくある項目別に使いやすいフレーズを紹介します。
そのまま書き写すのではなく、お子さんの性格や家庭の考え方に合わせて少し言葉を変えるのがおすすめです。
🌿1. 保護者対応・連絡面に関する希望
子どもを預けるうえで、先生方との連携を大切にしたい家庭に向けて。
例文①
先生方とのコミュニケーションを通して、家庭と園が一緒に成長を見守れる関係を築ければと思います。
例文②
日々の様子をお知らせいただける園の体制に安心感を持ちました。家庭でも同じ方向でサポートしていければと考えています。
💬 ポイント
-
「連絡が欲しい」「報告してほしい」と“求める”より、
「共有しながら見守りたい」と“協力姿勢”で表現すると◎。
🌿2. 子どもの性格・配慮事項に関する希望
人見知り、慎重派、元気すぎるタイプなど、子どもの個性をやさしく伝えたい場合に。
例文①
新しい環境に慣れるまで少し時間がかかるタイプですが、先生方に見守っていただければ安心です。少しずつ自分らしさを出していけたらと思います。
例文②
好奇心が旺盛で、初めてのことにも楽しんで挑戦します。園でのさまざまな経験を通して、のびのびと成長してほしいです。
💬 ポイント
-
“できないこと”より“これから育っていく姿”を描く言葉に。
-
「○○していただけたら」よりも「○○できれば」と柔らかく。
🌿3. 行事・設備・立地・給食などへの関心
園の特色や取り組みへの共感を伝えるときに。
例文①
園庭での外遊びや自然体験の活動に魅力を感じました。身体を動かすことが好きなので、のびのびと過ごせる環境を希望します。
例文②
食育への取り組みに共感しています。家庭でも食材や感謝の気持ちを大切にしているので、園での学びを一緒に深めていけたらと思います。
💬 ポイント
-
「○○があるから良い」ではなく、「○○の考え方に共感した」と書くと印象が上品になります。
🌿4. 年齢・月齢(早生まれなど)への配慮を伝えたいとき
例文①
早生まれのため集団生活では少しゆっくりな面もありますが、温かく見守っていただければと思います。園での経験を通して自信をつけていけたら嬉しいです。
例文②
年齢差のある中でも、それぞれのペースを尊重してくださる園の方針に安心しました。家庭でも同じ気持ちで支えていきたいです。
💬 ポイント
-
「心配」「不安」とは書かず、「安心」「見守り」など前向きな語を選ぶ。
-
成長を信じる親のまなざしを言葉にする。
🌿5. 「特に希望はない」場合(お任せ派)
「園の方針に信頼している」ことを穏やかに伝えるのがコツです。
例文①
園の教育方針に深く共感しております。先生方のもとで、子どもがのびのびと成長できればと思います。
例文②
特に具体的な希望はありませんが、園の理念に惹かれ、日々の保育を安心してお任せしたいと思っております。
💬 ポイント
-
“何もない”ではなく、“園を信頼している”を軸にする。
-
文章を短くまとめ、丁寧な印象を残す。
🌿6. 特別な配慮(体質・発達など)を伝えるとき
例文①
集団生活の中で少し不安を感じる面もありますが、温かい環境の中で本人のペースを大切にしていただけたら嬉しいです。
例文②
子どもの個性を尊重してくださる園の方針に共感しています。無理のないサポートのもとで、安心して通園できればと思います。
💬 ポイント
-
詳細に書きすぎず、必要に応じて面接時に補足する。
-
書く目的は「伝える」ことであり、「お願い」ではない。
🌿7. 園の雰囲気や先生方への信頼を伝えたいとき
例文①
見学の際、先生方が一人ひとりに丁寧に声をかけていらっしゃる姿が印象的でした。あたたかい雰囲気の中で安心して通えると感じました。
例文②
子どもの目線に立った保育に共感しました。園の皆さまのやさしさの中で、人との関わりを楽しめるようになってほしいです。
💬 ポイント
-
「好印象を持った具体的な場面」を入れるとリアルに伝わる。
-
一方的な「すばらしい園です!」ではなく、“共感+期待”の形に。
🌸第3章まとめ
どんなに短い文章でも、そこに「わが子を思う気持ち」があれば大丈夫。
園の方針を尊重しながら、家庭らしい言葉で書くことがいちばんのポイントです。
大切なのは、“うまく書く”ことよりも“想いが伝わる”こと。
書く人のやさしさは、必ず文字にもにじみます。
.
🌼第4章:願書・面接での展開方法
願書に書いた「園に対する希望」は、
面接でそのまま話題になることが多い項目です。
ここでは、どんな聞かれ方をするのか、どう答えると自然なのかを紹介します。
🎤1. 面接でよく聞かれる質問
園によって表現は違いますが、主に次のような質問が多く見られます。
-
「どんな園生活を希望されていますか?」
-
「入園後、どんな成長を望まれますか?」
-
「園の方針で印象に残っていることはありますか?」
-
「当園を選ばれた理由を教えてください」
これらの質問に対しては、願書に書いた内容をもとに、やさしく補足するだけでOKです。
暗記したような答えよりも、保護者の言葉で話すほうが、先生の心にも残ります。
🌿2. 答え方のコツは「共感+子ども視点」
面接では、「園に共感していること」と「子どもに合いそうな理由」を
セットで話すのが一番伝わります。
例①(自然の中で学ぶ園を希望している場合)
「自然の中で遊びながら学ぶという方針に共感しました。
うちの子も外遊びが大好きなので、この環境でのびのび成長できると思いました。」
例②(しつけやあいさつを重視する園を希望している場合)
「あいさつを大切にされている点に共感しています。
家でも“ありがとう”や“ごめんなさい”を言えるように心がけており、
園の方針と同じ方向を向いていると感じました。」
このように、園の理念と家庭の考え方を重ねると、「この家庭なら園と合いそうだな」と安心してもらえます。
🌸3. 緊張したときは“ひとこと想い”で大丈夫
面接では、緊張してうまく言葉が出てこないこともありますよね。
でも、難しい言葉を並べる必要はありません。
短くても、心がこもっていれば十分伝わります。
「園のあたたかい雰囲気が好きで、子どもも安心して通えそうだと感じました。」
「先生方が優しく声をかけてくださったのが印象的でした。ここで成長していけたら嬉しいです。」
大切なのは“完璧な回答”ではなく、“素直な気持ち”。
先生方も、家庭の想いを聞けることを何より大切にしています。
☕4. 願書とのつながりを意識する
願書と面接の内容が大きく違うと、「どちらが本音?」と感じられてしまうことがあります。
願書に書いた内容をそのまま繰り返すのではなく、同じテーマを会話の言葉で話すのがポイントです。
願書:「少人数で一人ひとりを大切にしてくださる点に共感しました」
面接:「子どものペースを大切にしてくださる雰囲気が素敵だと思いました」
同じ方向性で話せば、印象が一貫して信頼感が生まれます。
🎬5. ロールプレイでイメージしてみよう
ちょっとした練習にもなる「会話の流れ例」を紹介します。
👩🏫 先生:「どんなところに惹かれましたか?」
👩👧 保護者:「見学のとき、先生方が子どもたち一人ひとりに
丁寧に声をかけていらっしゃるのが印象的でした。
あたたかい雰囲気の中で安心して通えそうだと思いました。」
これくらいの自然なやりとりで十分。
大切なのは、“園に共感していること”を、やさしく伝えることです。
💬第4章まとめ
願書と面接はセットで考えるとスムーズです。
どちらも「上手に話す場所」ではなく、「子どもを想う気持ちを共有する時間」。
肩の力を抜いて、
「この園で、こんなふうに育ってくれたらいいな」
という想いをそのまま言葉にするだけで、それがいちばん伝わる“答え”になります。
.
🌸第5章:書き出しテンプレート+チェックリスト
願書の「園に対する希望」欄は、ほんの数行でも印象を左右します。
ここでは、書きやすい文頭・文末フレーズと、提出前に見直しておきたいチェック項目をまとめました。
🕊文頭フレーズ(はじめの一文に迷ったら)
✅ 園の方針に共感したパターン
・「貴園の教育方針に共感し、子どもを通わせたいと考えました。」
・「“遊びを通して学ぶ”という考え方に惹かれました。」
✅ 環境に惹かれたパターン
・「自然に囲まれた園の雰囲気に安心感を持ちました。」
・「のびのびとした環境の中で過ごせる点に魅力を感じました。」
✅ 先生や雰囲気に惹かれたパターン
・「見学の際、先生方のあたたかい声かけに心を打たれました。」
・「子どもたちが笑顔で過ごしている様子が印象的でした。」
💬 ポイント
最初の一文は“共感”をベースに書くと自然に伝わります。
「〜に感銘を受けました」「〜を拝見し安心しました」など、
穏やかな言葉を選ぶとやわらかい印象に。
🌿文末フレーズ(しめくくりの一文に)
✅ 信頼と協力を表すパターン
・「先生方に見守っていただきながら、成長を見守っていければと思います。」
・「ご指導のもと、のびのびと学んでほしいと願っております。」
✅ 感謝と想いを添えるパターン
・「温かい環境の中で、子どもの成長を見守っていただけたら嬉しいです。」
・「家庭と園が協力しながら、安心して通える日々を願っています。」
✅ お任せ派(控えめタイプ)
・「園の方針を信頼しております。どうぞよろしくお願いいたします。」
・「先生方のご指導のもとで成長できることを楽しみにしております。」
💬 ポイント
最後は“感謝”や“信頼”を込めて終わると、文章全体がやさしい印象になります。
命令形や強い希望表現(〜してほしい)は避け、
「〜できれば」「〜していただけたら」とやわらかくまとめるのがコツです。
🪶仕上げチェックリスト
提出前に、次のポイントを一度読み返してみましょう。
チェック項目 | 内容 |
---|---|
✅ 方針理解 | 園の教育方針にふれているか |
✅ 家庭の考え | 家庭で大切にしていることが書かれているか |
✅ 子どもの姿 | 子どもの性格や成長を具体的に伝えられているか |
✅ トーン | 過剰な要望や命令調になっていないか |
✅ 文字量 | 3〜4行、または全体の3割程度におさまっているか |
✅ 終わり方 | 感謝・信頼の言葉で締めくくられているか |
💬 ほんの少し表現を整えるだけで、ぐっと印象が変わります。
「伝える」よりも「分かち合う」つもりで、心をこめて仕上げてみてください。
.
💌タイプ別テンプレートまとめ
「うちの場合、どの書き方が合うんだろう?」という方へ。
園のタイプや家庭のスタンスに合わせた文例を紹介します。
そのまま使っても、少し言葉を変えてもOKです🌿
🏫① 志望園・お受験系(フォーマル志向)
文頭例
「貴園の教育理念に深く共感し、家庭でも同じ姿勢で子どもに関わってまいりました。」文末例
「ご指導のもと、心豊かに成長できるよう努めてまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。」
💬 ポイント:
・丁寧語・敬語を重ねることで、格式ある印象に。
・文末は「申し上げます」「いただけますと幸いです」などでまとめると◎。
🌳② のびのび系・自然保育園タイプ
文頭例
「自然の中でのびのびと過ごせる環境に魅力を感じました。」
「“遊びを通して学ぶ”という方針に共感しています。」文末例
「子どものペースを尊重してくださる園の方針に安心しました。先生方と一緒に成長を見守っていけたらと思います。」
💬 ポイント:
・素直な言葉で“共感”を伝える。
・堅苦しさよりも「やさしさ」や「親近感」を意識。
☕③ 共働き・預かり時間重視タイプ
文頭例
「共働きのため長時間お世話になりますが、安心して預けられる環境に感謝しております。」文末例
「家庭と園が連携しながら、子どもの日々の成長を見守っていければと思います。」
💬 ポイント:
・“お願い”より“感謝”をベースに。
・「支えてもらう」ではなく「一緒に見守る」という姿勢を伝える。
🧸④ お任せ派・控えめタイプ
文頭例
「園のあたたかい雰囲気に惹かれ、安心してお任せしたいと感じました。」文末例
「園の方針を信頼しております。先生方のご指導のもとで子どもがのびのびと成長してくれたら嬉しいです。」
💬 ポイント:
・「お任せ」だけで終わらず「信頼」を添える。
・文全体を短め・穏やかにまとめると好印象。
🌼⑤ 特別な配慮・個性重視タイプ
文頭例
「少し慎重な性格ですが、温かい環境の中でゆっくりと慣れていけたらと思います。」文末例
「子どもの個性を尊重してくださる園の方針に共感しています。本人のペースを大切に、安心して通える環境を願っています。」
💬 ポイント:
・“心配”ではなく“信頼”を語る。
・できるだけ前向きであたたかい言葉を選ぶ。
🌸まとめの一言
どのタイプでも大切なのは、
「園を信頼している気持ち」+「子どもへの想い」を言葉にすること。
「どんな園に通わせたいか」ではなく、
「どんな風に育っていってほしいか」を伝える。
それが、どんな願書にも通じる“希望欄の本質”です🌿
🪞使い方ヒント
📌気になるタイプをコピーして、
→ お子さんの性格や家庭の方針にあわせて少しアレンジしてくださいね。
→ “家庭らしい言葉”に言い換えれば、きっと先生にもあなたの想いが伝わります。
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🌸まとめ:言葉にこめる“親の想い”がいちばん伝わる
願書の「園に対する希望」は、書き方次第で印象が変わる少し特別な欄。
でも、それは“正解を探すためのもの”ではなく、家庭の想いをやさしく伝えるための場所です。
どんなに短くても、
「この子に合う環境で成長してほしい」
「園の先生と一緒に見守っていきたい」
その気持ちがこもっていれば、十分に伝わります。
言葉を整えることよりも、その奥にある“あたたかい気持ち”を大切に。
それこそが、園にとっても、家庭にとっても一番うれしい“希望のかたち”です🌷
🪞最後にひとこと
書く時間は、わが子のこれまでを振り返る時間でもあります。
あの日々を思い出しながら、
“どんなふうに育ってほしいか”を言葉にすることで、
親としての想いも少しずつ整理されていきます。
だからこそ、焦らずゆっくり。
その一文一文が、きっと園への“最初の贈りもの”になります。