一人暮らしで猫を飼ってみたい。
そう思ったとき、同時にいくつもの不安が浮かぶ人は少なくありません。
留守番はちゃんとできるのだろうか。
お金はどれくらいかかるのだろう。
もし自分や猫に、何かあったときはどうすればいいのだろう。
「かわいい」「癒されそう」という気持ちがある一方で、
現実的な心配が次々と出てきて、
なかなか答えが出せないまま時間が過ぎていく。
そんな経験をしている人も多いと思います。
この記事では、
一人暮らしで猫を飼うことについて、
良い面だけを切り取るのではなく、
実際に暮らしてみて感じるメリットや、
目をそらしたくなる現実も含めて整理していきます。
これから猫を飼うか迷っている人にも、
すでに猫と暮らしている人にも、
「そういう考え方もある」と、
静かに受け取ってもらえたらうれしいです。
一人暮らしで猫を飼うメリット
家に帰る理由ができる
一人暮らしの部屋に帰ったとき、
電気の消えた静かな空間に、ふっと寂しさを感じることはありませんか。
猫と暮らし始めると、
その「何もない部屋」が、少し違って見えてきます。
玄関を開けた瞬間に走ってくるわけでも、
毎日必ず迎えてくれるわけでもない。
それでも、
「この部屋には、もう一つの命がある」
そう思えるだけで、帰る理由が生まれます。
仕事で疲れた日も、
特別な予定がない夜も、
ただ家に戻ることが、少し楽しみになる。
それは猫が“何かをしてくれる”からではなく、
待っている存在がいると感じられるからです。
一人の時間が“孤独”になりにくい
猫は、人のように話しかけてきません。
空気を読んでくれるわけでも、
励ましの言葉をくれるわけでもありません。
それでも不思議と、
猫が部屋にいるだけで、
一人の時間が「孤独」になりにくくなります。
同じ空間で、それぞれが別のことをしている。
猫は窓辺で丸くなり、
自分はソファでスマホを見ている。
それなのに、まるで触れ合っているみたいに、
そこにはちゃんと“共有している時間”があります。
誰かと一緒にいなくても、
ひとりきりでもない。
この距離感は、
一人暮らしの女性にとって、とても心地よいものです。
生活リズムが整いやすくなる
猫と暮らすようになると、
生活は少しだけ「猫中心」に回り始めます。
決まった時間のごはん。
トイレの掃除。
部屋の温度や、カーテンの開け閉め。
その積み重ねが、
気づけば自分自身の生活リズムも整えてくれます。
夜更かしが減ったり、
帰宅時間を意識するようになったり、
部屋を以前よりこまめに片づけるようになったり。
「ちゃんとしなきゃ」と思っているわけではなく、
誰かのために少し整えることが、
結果的に自分を大切にすることにつながっていく感覚です。
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一人暮らしで猫を飼うデメリット・現実
留守番時間は思っているより長い
猫はお留守番ができる、とよく言われます。
それは事実です。
でも、ひとり暮らしの場合、
その「留守番の時間」は、想像よりも長くなりがちです。
仕事が長引いた日。
通院や用事が重なった日。
急に予定が変わった日。
「今日は早く帰れるはずだったのに」
そんな日が重なると、
気づけば猫の一日は、ほとんど一人だった、
ということもあります。
猫は文句を言いません。
拗ねて責めてくることもありません。
だからこそ、
こちらが気づいてあげる必要がある現実があります。
体調不良・緊急時は一人で判断する
猫と暮らしていると、
「これ、大丈夫かな?」と迷う瞬間が必ずあります。
食欲がない。
吐いた。
いつもより元気がない。
ひとり暮らしの場合、
その判断を誰かに任せることはできません。
夜でも、休日でも、
「明日まで様子を見るか」「今すぐ病院に行くか」
決めるのは、いつも自分一人です。
正解がわからないまま、
不安を抱えてキャリーを抱える夜もあります。
この「判断の重さ」は、
実際に暮らしてみて初めて実感する人が多い部分です。
お金の問題は避けて通れない
ひとり暮らしで猫を飼うと、
お金のことは、どうしても現実としてついてきます。
最初にかかる初期費用。
毎月のフードやトイレ用品。
そして、突然やってくる病院代。
特に困るのは、
「想定していなかった出費」が重なったとき。
自分の生活費と、
猫のための出費を、
どちらも一人で背負うことになります。
だからこそ、
猫を飼う前、または飼い続ける中で、
「もしものため」を少しだけ考えておくことが、
心の余裕につながります。
猫と暮らす私の、猫にかかるお金は少なめです。
私は一人暮らしで、猫2匹と暮らしています。
お金のことをいえば、思ったほどではない、というのが感想です。以前は犬を飼っていましたが、トリミング代が毎月8,000円ほどかかっていたので、猫はそれがない分経済的には楽なんです。
あと、私は道をさまよっていた2匹を保護したので、過酷な環境で生き延びたもともと強い生命力があったせいか、今8年ほどたちますが、まったく病気をしたこともなく健康です。
だから現状、月の費用は、私の場合これくらいです。
✔ごはん代(2匹分) 月1,500円
✔おやつ代 月500円
✔トイレシートなど 月500円
でも初期費用はそれなりにありました。
✔キャットタワー 12,000円
✔ゲージ 8,000円
✔キャリーケース 6,000円
✔つめとぎ 1,000円
とはいえ、これくらいです。
でもフードもゲージもピンからキリまでありますので、高いものを選べばもっとかかると思いますが、節約生活の私の場合の参考価格です。
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一人暮らし×猫が向いている人の特徴
家で過ごす時間が好きな人
外に出るのも好きだけれど、
何も予定がない日を、ちゃんと楽しめる。
そんな人は、猫との暮らしと相性がいいです。
猫は、にぎやかなイベントを用意してくれる存在ではありません。
ただ同じ空間で、それぞれが好きな時間を過ごします。
本を読む。
音楽を聴く。
スマホを眺める。
その横で、猫が丸くなって眠っている。
この“何も起きない時間”を心地よいと感じられる人は、
猫との暮らしを長く楽しめます。
生活が極端に不規則ではない人
完璧な生活リズムは必要ありません。
でも、
毎日まったく違う時間に帰る、
昼夜が頻繁に逆転する、
数日間家を空けることが多い。
こうした生活だと、
猫にも、自分にも負担がかかりやすくなります。
決まった時間に帰れなくても、
「このくらいのリズムで生活している」という軸がある人は、
猫との暮らしを組み立てやすいです。
不安があっても調べて行動できる人
一人暮らしで猫を飼うと、
迷う場面は必ず出てきます。
これで合っているのかな。
大丈夫なのかな。
そんなときに、
誰かに正解を丸投げするのではなく、
自分で調べ、考え、判断できる人。
不安がない人ではなく、
不安があっても立ち止まらない人が、
猫との暮らしに向いています。
完璧じゃなくても「向き合う覚悟」がある人
猫との暮らしは、
いつも理想どおりにはいきません。
思い通りに懐いてくれない日もあれば、
体調を崩して心配になる日もあります。
それでも、
「ちゃんとできていない自分」を責めすぎず、
その都度、向き合おうとする姿勢があれば大丈夫。
一人暮らし×猫に必要なのは、
完璧さではなく、
一緒に暮らし続けようとする気持ちです。
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それでも「猫と一人暮らし」を選んでよかったと思う瞬間
私の場合は、毎日、毎分、毎秒、猫と暮らしてよかったと思っています。どこまで私になついているのか、そのツンデレぶりに失笑することもありますが、好きすぎて生活のすべてを猫に捧げてもいいと思っているくらいです。
とはいえ、特にこの時にこう感じた。と思う瞬間を書いてみました。
何もない夜に、ただそこにいる
特別な出来事があったわけでもない夜。
仕事が終わって、シャワーを浴びて、
部屋の灯りを少し落とす。
テレビもつけず、
スマホも置いたまま、
静かな部屋に戻ると、
猫がいつもの場所で丸くなっています。
話しかけなくても、
撫でなくても、
目が合わなくてもいい。
ただ、
「今日も一緒にこの夜を過ごしている」
その事実だけで、
心がふっと落ち着く瞬間があります。
一人だけど、
完全にひとりではない。
この感覚は、猫と暮らして初めて知りました。
体調が悪い日に、そっと寄り添う距離
熱があったり、
気持ちが沈んで動けない日。
猫は、心配そうな顔で声をかけてくるわけでも、
何かをしてくれるわけでもありません。
それでも、
なぜか少し近くで眠っていたり、
足元にそっと座っていたり。
必要以上に踏み込まず、
でも離れすぎない距離。
「大丈夫?」と聞かれないからこそ、
気を張らずにいられる。
そんな寄り添い方が、
一人暮らしの心と体に、静かに沁みてきます。
静かな時間が、豊かになる感覚
猫と暮らし始めてから、
時間の感じ方が変わりました。
何かを成し遂げた日だけが、
いい日ではなくなった。
特別な予定がなくても、
ただ同じ空間で過ごす時間が、
「悪くない一日」になります。
猫は、
人生を盛り上げてくれる存在ではありません。
でも、
何もない日を、
ちゃんとした一日にしてくれる存在です。
それに気づいたとき、
「この暮らしを選んでよかった」と、
静かに思えるようになります。
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