「29時って、結局何時なんだろう?」
深夜の番組表やシフト表を見て、
一瞬戸惑ったことはありませんか。
夜中なのは分かるけれど、
「翌日の何時?」と聞かれると、
なぜか自信がなくなる。
25時、27時、29時……
見慣れない時間の並びに、
自分だけ分からないのかな、と不安になる人も少なくありません。
でも安心してください。
29時という表記が分かりにくいのは、とても自然なことです。
この記事では、
29時や25時が何時を指しているのかという基本から、
なぜそんな書き方が使われるのか、
そして迷わないための考え方までを、
できるだけ分かりやすく整理しました。
時間表記にモヤっとした気持ちを残さず、
読み終えたあとに「もう大丈夫」と思える内容を目指しています。
29時・25時・27時って何時のこと?
結論から言うと、
25時以降の時間は「翌日の午前」を表しています。
具体的には、次の通りです。
25時は、翌日の午前1時
27時は、翌日の午前3時
29時は、翌日の午前5時
30時は、翌日の午前6時
31時は、翌日の午前7時
32時は、翌日の午前8時
つまり、24時を超えた分はすべて翌日扱いになります。
「29時」と書かれていたら、
そのまま24を引いてみてください。
29 − 24 = 5
なので、午前5時という意味になります。
同じように、
32 − 24 = 8
→ 午前8時です。
まずは、
「25時以降は翌日の午前」と覚えておけば大丈夫です。
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そもそも、なぜ「29時」なんて言い方をするの?
「29時」と聞くと、
わざわざ分かりにくい言い方をしなくてもいいのに、と思いますよね。
でもこの表記には、ちゃんと理由があります。
日付をまたがずに説明したいから
24時を過ぎると日付は変わりますが、
実際の感覚としては「まだ同じ夜の続き」という場面が多くあります。
たとえば、
-
夜から始まる深夜番組
-
その日のうちに終わるはずのイベント
-
夜勤や深夜バイトのシフト
これらをすべて「翌日◯時」と書いてしまうと、
話の流れが分かりにくくなることがあります。
そこで、
「この日の深夜の続きですよ」という意味で、
25時・27時・29時という表記が使われるようになりました。
深夜の仕事や業界では、時間をまとめたほうが便利
テレビ局やイベント運営、夜勤のある職場では、
「1日の仕事」をひと続きで管理することが多くあります。
その場合、
-
24時で区切ってしまうより
-
25時、26時、27時…と続けたほうが
スケジュールが見やすい
という事情があります。
見る人全員にやさしい表記ではありませんが、
管理する側にとっては都合がいい書き方でもあるのです。
普段の生活では、ほとんど使わない表記
29時という言い方は、
日常会話でよく使われるものではありません。
だからこそ、
「分からなくて当たり前」
「混乱するのは自然」
です。
見慣れないのは、
あなたの理解力の問題ではなく、
使う場面が限られている表記だからなのです。
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29時が分かりにくいのは、感覚の問題でもある
29時という表記が分かりにくいのは、
計算ができないからでも、理解力が足りないからでもありません。
人の感覚と、時間の表記がズレているだけです。
夜遅くなると、私たちの頭は自然と
「もう翌日」という感覚に切り替わっています。
体は疲れているし、
眠気も出てくる時間帯です。
そんな状態で「29時」と書かれているのを見ると、
頭の中では一度、
「え?今日?明日?」
と立ち止まってしまいます。
これはとても自然な反応です。
さらに、普段の生活では
25時以降の表記に触れる機会がほとんどありません。
学校や会社、日常会話では
「午前1時」「朝5時」と言うのが普通ですよね。
だから、突然「29時」と出てくると、
脳が処理に時間をかけてしまうのです。
分からなくなるのは、慣れていないだけ。
一度仕組みを知ってしまえば、
次に見たときはそこまで混乱しなくなります。
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29時は何時?迷わない一番シンプルな考え方
29時が何時なのか迷ったときは、
24時を引くだけと覚えておくと簡単です。
29 − 24 = 5
つまり、午前5時という意味になります。
この考え方は、25時以降すべてに使えます。
たとえば、
25 − 24 = 1 → 午前1時
27 − 24 = 3 → 午前3時
30 − 24 = 6 → 午前6時
32 − 24 = 8 → 午前8時
「25時以降は翌日の午前」
「迷ったら24を引く」
この2つだけ覚えておけば、
深夜の時間表記に出会っても慌てずに済みます。
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30時・31時・32時は、日常生活で使う?
結論から言うと、
30時・31時・32時という表記は、日常生活ではほとんど使いません。
普段の会話や生活の中では、
-
午前6時
-
朝7時
-
朝8時
と表現するのが一般的です。
30時や31時といった言い方は、
主に次のような限られた場面で使われます。
-
深夜から早朝にかけて続く仕事のシフト表
-
テレビ局やイベント業界の時間表記
-
夜勤や清掃業務など、日付をまたぐ業務管理
これらはすべて、
「同じ一晩の流れとして管理したい」という都合から生まれた表記です。
そのため、もし生活の中で
「30時」「31時」「32時」を見かけたら、
あ、これは業界向けの書き方なんだな
と受け取るだけで十分です。
無理に慣れる必要も、
普段から使いこなす必要もありません。
分からなくなったときは、
24を引いて午前何時かを確認する。
それだけで問題ありません。
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29時という表記は違法?正式な時間なの?
29時という表記を見て、
「そもそもこれって使っていいの?」と不安になる人もいます。
結論から言うと、
29時という表記は違法ではありません。
ただし、正式な時刻表記ではありません。
日本で一般的に使われている24時間制では、
時刻は0時から23時までとされています。
そのため、25時や29時といった表記は、
法律や制度で定められた「正式な時刻」ではなく、
あくまで慣習的な表現という位置づけになります。
とはいえ、
この表記が禁止されているわけではありません。
実際に、
-
シフト表
-
業界内のスケジュール
-
テレビ番組やイベントの時間表示
などでは、
今も普通に使われています。
一方で、
-
公的な書類
-
契約書
-
正確な時刻が求められる場面
では、
「午前5時」「翌日5時」といった
正式な表記が使われるのが一般的です。
つまり29時という表記は、
間違いではないけれど、
どこでも使える表現ではない
と考えると分かりやすいでしょう。
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なぜ海外では29時という言い方をしないの?
海外では、日本のように
25時・29時といった時間の表記は、ほとんど使われません。
その理由は、
時間の数え方に対する考え方が違うからです。
日付が変わったら、完全に「別の日」と考える
多くの国では、
24時を過ぎた時点で
「その日は終わり」「翌日が始まる」とはっきり区切ります。
そのため、
-
0時
-
1時
-
2時
と、翌日の時間として表すのが基本です。
「同じ夜の続き」という感覚よりも、
日付をまたいだ時点で切り替える意識が強いのが特徴です。
業界用語として時間を引き延ばす文化が少ない
日本では、
深夜番組や夜勤、イベントなどで
「一晩をひとつの流れ」として管理する場面が多くあります。
一方、海外では、
-
深夜の仕事であっても
-
日付が変われば翌日の業務
として扱うケースが一般的です。
そのため、
時間を25時、29時と引き延ばして表現する
必要性があまり生まれません。
日本特有の「連続した時間感覚」
29時という表記は、
「この日がまだ終わっていない」という
日本独特の時間感覚から生まれたものとも言えます。
仕事や番組、イベントを
途中で切らずにひと続きとして捉える考え方が、
こうした表記を定着させました。
海外で使われないからといって、
日本の表記が間違っているわけではありません。
文化や管理方法の違いとして考えると、
29時という言い方の背景が見えてきます。
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29時と書く人の心理とは?
29時という表記を使う人は、
必ずしも「分かりにくい」と思って書いているわけではありません。
むしろ、書く側には
29時と書いたほうが自然に感じる理由があります。
「まだこの一日は終わっていない」という感覚
29時と書く人の多くは、
その時間を「翌日の朝」ではなく、
前日の夜の延長として捉えています。
仕事や作業、イベントが
夜から始まり、途切れずに続いている場合、
0時で区切ると流れが分断されてしまいます。
そのため、
-
まだ同じ一日の続き
-
この夜の終盤
という気持ちから、
29時という表記を選ぶことがあります。
時間を「区切り」ではなく「流れ」で見ている
29時と書く人は、
時間をカレンダー上の区切りよりも、
体感的な流れとして見ている傾向があります。
「何時か」よりも、
「どこまでがこの仕事か」
「どこまでがこの夜か」
そう考えると、
29時という表現のほうがしっくりくるのです。
相手も同じ感覚だろう、という前提
29時という表記は、
同じ業界や同じ立場の人同士では
共通認識として通じることが多い言い方です。
そのため、
これくらいなら伝わるだろう
説明しなくても分かるだろう
という前提で、
特に深く考えずに使われることもあります。
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最長で何時まで見たことがある?35時や45時はあるの?
時間の表記に慣れてくると、
「29時があるなら、35時や45時もあり得るの?」
と疑問に思う人もいます。
結論から言うと、
理屈の上では何時まででも書けます。
ただし、実際に使われるのは29時前後までです。
現実でよく見かけるのは「25時〜29時」まで
テレビ番組表やシフト表、イベント案内などで
現実的に見かけるのは、
-
25時
-
26時
-
27時
-
28時
-
29時
このあたりまでがほとんどです。
30時(午前6時)を超えると、
感覚的にも「もう朝」と感じる人が増え、
29時表記のメリットが薄れていきます。
そのため、
29時前後が一つの区切りとして使われることが多いのです。
35時・45時はほぼ使われない
35時(翌日の午前11時)や
45時(翌日の午後9時)といった表記は、
-
日付をまたいだ管理としても不自然
-
「同じ一晩の続き」という感覚から大きく外れる
-
見る側が混乱しやすい
といった理由から、
実務や案内ではほぼ使われません。
仮に書こうと思えば書けますが、
「伝わりやすさ」という点では
意味をなさなくなってしまいます。
29時表記は「深夜」という感覚が残る限界
29時が使われやすいのは、
まだどこかに「夜の延長」という感覚が残っている時間帯だからです。
それを超えると、
-
朝の始まり
-
新しい一日
という意識が強くなり、
時間を引き延ばして表記する必要がなくなります。
そのため、
25時〜29時あたりまでが、
現実的に使われる深夜表記の上限
と考えると分かりやすいでしょう。
.
よくある質問(Q&A)
Q. 29時は午前?午後?
午前です。
25時以降の表記は、すべて翌日の午前を指します。
29時の場合は、
24を引いて考えると分かりやすく、
29 − 24 = 5
→ 翌日の午前5時です。
Q. 夜中の12時は0時?24時?
どちらも使われますが、意味の捉え方が少し違います。
24時は「その日の終わり」、
0時は「翌日の始まり」を表す言い方です。
同じ瞬間を指していても、
どの日付として扱うかが異なります。
日常会話では0時、
締切や期限の表記では24時が使われることが多いです。
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まとめ
29時や25時といった時間表記は、
普段あまり使わないからこそ、戸惑ってしまうものです。
でも仕組みを知ってしまえば、難しいものではありません。
-
25時以降は、すべて翌日の午前
-
迷ったら「24を引く」と考えればいい
-
29時は、翌日の午前5時
-
分かりにくいのは、感覚の問題であって間違いではない
29時という表記は、
深夜の流れをひと続きで伝えたいときに使われる、
少し特殊な書き方です。
日常生活では無理に使いこなす必要はありませんし、
分からなくなったときは
「翌日の何時か」を確認すれば十分です。
「自分だけ分からないのかな」と不安になる必要はありません。
この記事が、時間表記で迷ったときの
ひとつの目安になればうれしいです。
この記事について
この記事では、
29時・25時といった時間表記について、
一般的な考え方や慣習をもとに解説しています。
実際の業務ルールや契約、正式な時刻の扱いについては、
職場や利用するサービスごとに異なる場合があります。
正確な時刻や日付の扱いが重要な場面では、
公式な案内や関係機関の情報をご確認ください。


