レシピに書いてある
「100cc」。
よく見かける量なのに、
いざ作ろうとすると
「これって何グラム?」
「計量カップがないときはどうするの?」
と、手が止まってしまうことはありませんか。
100ccは、
知っているようで、実は少しややこしい単位。
しかも、食材によって重さが変わるため、
調べれば調べるほど混乱してしまうこともあります。
この記事では、
100ccを正確に計算することよりも、
料理中に迷わず手を動かせる考え方を大切にしてまとめました。
数字が苦手でも、
はかりがなくても、
「これで大丈夫」と思えるように。
100ccで毎回立ち止まってしまう人のための、
やさしい目安ガイドです。
100ccとは?まず知っておきたい基本
100ccは、
100ml(ミリリットル)と同じ量です。
ccもmlも、
どちらも「どれくらいの量が入るか」を表す単位。
料理では
cc=ml
として考えて問題ありません。
つまり、
100ccは
「100ml入る大きさ」
という意味であって、
重さを直接表しているわけではないんです。
.
100ccと100mlは同じですか?
はい、同じ量です。
cc(シーシー)も、
ml(ミリリットル)も、
どちらも「どれくらい入るか」を表す単位。
料理では、
100cc=100ml
と考えて問題ありません。
表記が違うだけで、
量が変わることはありません。
なぜ2つの書き方があるの?
ccは、
もともと立方センチメートルという考え方。
mlは、
リットルを小さくした表記です。
単位の生まれ方が違うだけで、
中身の量は同じ。
だから、
レシピで
「100cc」「100ml」
どちらが書かれていても、
同じように量ってOKです。
.
100ccは何グラム?食材ごとの目安一覧
ここからが、いちばん知りたいところですよね。
同じ100ccでも、
中身によって重さは変わります。
料理でよく使うものを、
100ccあたりの重さの目安としてまとめました。
| 食材 | 100ccの重さ(目安) |
|---|---|
| 水 | 約100g |
| 牛乳 | 約103g |
| サラダ油・植物油 | 約90g |
| はちみつ | 約140g |
| しょうゆ | 約115g |
| 砂糖(グラニュー糖) | 約80〜90g |
| 塩 | 約120g |
| 薄力粉 | 約50〜55g |
| 片栗粉 | 約65g |
※あくまで目安です。
粉類や粒状のものは、すくい方や詰まり方で多少前後します。
.
「100cc」と書かれていたら、どう用意すればいい?
いちばん簡単な考え方は「4つの仲間」に分けることです。わかりやすくまとめました。
① 水っぽいもの → そのまま計量カップでOK
考え方:水と同じ感覚でいい
-
水
-
牛乳
-
しょうゆ
👉 計量カップの100ccラインまで入れるだけ
重さは気にしなくて大丈夫。
ほぼ誤差の出ないグループ。
② 油っぽいもの → ちょっと軽いと思えばOK
考え方:水より“少し軽い”
-
サラダ油・植物油
👉 計量カップで100cc入れればOK
👉 もし重さで考えるなら「100gよりちょっと少ない」
でも実際は、
油は量で使う料理がほとんどなので、
cc表記のまま使って問題なし。
③ ねっとり・重たいもの → 「ずっしり」を意識
考え方:水より“かなり重い”
-
はちみつ
-
塩
👉 同じ100ccでも、
「見た目より重たいな」と感じたら正解。
スプーンですくうときも、
軽くすり切りでOK。
ギュウギュウ詰めないのがコツ。
④ 粉もの → “ふんわり入れて100cc”
考え方:押さない・固めない
-
砂糖(グラニュー糖)
-
薄力粉
-
片栗粉
👉 スプーンですくって、
👉 トントンせず、そのまま入れる
100ccは
粉を押し固めた量ではないので、
ふんわり入れてちょうど。
もっと直感的な覚え方
忙しい時のために、もっとシンプルにまとめました。
| 食材のタイプ | 考え方 |
|---|---|
| 水系 (※水・牛乳・しょうゆ) |
そのまま |
| 油 (※サラダ油・植物油) |
ちょっと軽い |
| はちみつ・塩 | ずっしり |
| 粉 (※砂糖・薄力粉・片栗粉) |
ふんわり |
「逆算」しなくていい理由
100ccと書かれているレシピは、
もともと 家庭料理向けの“扱いやすい量”。
だから、
-
1g単位で合っていなくてもOK
-
見た目と感覚が合っていればOK
-
味見で調整できる前提
計算しないほうが、むしろ正解なことも多いんです。
.
なぜ100cc=100gにならないの?
100ccは「量(かさ)」の話。
グラムは「重さ」の話。
この2つは、そもそも別ものです。
水は基準になる存在なので、
たまたま
100cc=100g
になりますが、
油や砂糖、粉類は、
同じ量でも中身の詰まり方が違います。
ふわっとしたものは軽く、
ぎゅっとしたものは重い。
だから、
100ccでもグラムが変わる。
難しく考えなくても、
「中身が違えば重さも違う」
これだけ分かっていれば十分です。
.
はかりがないときはどうする?|ちょっとレアな量り方いろいろ
「はかりがない=計れない」
と思いがちですが、実は代わりになるものは意外とあります。
ここでは、
あまり知られていないけれど、家で使える方法を紹介します。
方法① ペットボトルのキャップを使う
意外ですが、
一般的なペットボトルのキャップ1杯は約7ml。
つまり、
-
キャップ14杯 → 約100cc
スプーンも計量カップもないとき、
キャンプや非常時にも使える方法です。
「ちょっと面倒だけど、意外と正確」
というのがポイント。
方法② 紙コップ・使い捨てカップを目安にする
家に残っていがちな、
小さめの紙コップ。
多くの紙コップは
満水で180〜200ml。
半分まで入れれば、
だいたい100cc前後になります。
「正確さより量の感覚をつかみたい」
ときに便利。
方法③ 計量スプーン“以外”のスプーンを使う
ティースプーン・デザートスプーンなど、
計量用ではないスプーンも使えます。
-
ティースプーン → 約5ml前後
-
デザートスプーン → 約8〜10ml
きっちり数えなくても、
「このスプーン10杯でこれくらい」
と一度覚えておくと、次から楽です。
方法④ 目盛り付きマグ・タンブラーを使う
最近のマグカップやタンブラーには、
内側に目盛りがついているものもあります。
プロテイン用シェイカー
ドリップ用マグ
スープカップ
こうしたものは
100ml・200mlのラインがあることが多い。
「計量カップがないのに、実はあった」
というパターン、けっこう多いです。
方法⑤ 「水で代用」してから考える(応用編)
少し上級だけど、覚えておくと便利。
-
水を100cc量る(コップ半分など)
-
それを別容器に移す
-
同じ高さまで他の液体を入れる
この方法なら、
水と同じ“量”が作れます。
油や調味料を直接量りにくいときに使える、
裏ワザ的な考え方。
方法⑥ パッケージ表示を逆算する
レアだけど実用性あり。
-
「この容器は200ml入り」
-
「半分使ったから約100ml」
調味料や飲料のパッケージは、
内容量が必ず書いてある。
注ぎながら
「今、どれくらい減ったか」
を見るだけでも、かなり目安になります。
方法⑦ あえて“測らない”という選択
最後は、あえてこれ。
煮物・スープ・炒め物などは、
多少の量の違いは味で調整できます。
水分が多ければ煮詰める
少なければ足す
この余白があるのが、家庭料理。
「きっちり測らない」
というのも、
実はちゃんとした方法のひとつです。
.
スプーンで量る場合の目安|100ccはどう量ればいい?
計量カップがないとき、
「100ccって、大さじで何杯?」
と迷うこと、ありますよね。
結論から言うと
-
100cc=大さじ6杯+少し
-
もう少し正確にすると
大さじ6杯(90cc)+小さじ2杯(10cc)
これで、ちょうど100ccになります。
じゃあ「大さじ1杯」って、どう量るのが正解?
ここがいちばん迷いやすいポイントですが、
基本はすりきりです。
大さじ1杯の考え方
-
液体(※水・牛乳・油など)
→ フチいっぱいまで入れてOK
表面が少し盛り上がるくらいでも問題ありません。 -
粉もの(※砂糖・薄力粉・片栗粉など)
→ 軽くすくって、すりきり
押さない・トントンしないのがコツです。 -
塩・はちみつなど
→ 軽くすりきり
山盛りにする必要はありません。
ざっくり量りたいときは、ここまで気にしなくてOK
家庭料理なら、
大さじ6〜7杯くらい
この感覚で十分なことがほとんどです。
スープや煮物、炒め物などは、
多少の水分量の差は
あとから調整できます。
「100ccを正確に再現しなきゃ」
と思いすぎなくて大丈夫。
ひと目でまとめると
-
100cc ≒ 大さじ6杯+少し
-
スプーン1杯は基本「すりきり」
-
液体はフチまで、粉はふんわり
この3つを押さえておけば、
計量カップがなくても困りません。
.
100ccは「よく使われる量」
レシピで100ccがよく登場するのは、
この量がとても使いやすいから。
・スープや煮物の水分
・牛乳や豆乳
・ソースやたれの調整
どれも
「少なすぎず、多すぎない」
ちょうどいい分量です。
だからこそ、
100ccの感覚を一度つかんでしまえば、
料理はぐっと楽になります。
.
よくある質問(100ccについて)
Q1. コップ1杯は何ccですか?
一般的な家庭用コップは、
満水で約200mlのものが多いです。
そのため、
半分くらいで約100ccが目安になります。
※コップの大きさには差があるので、
あくまで「ざっくり量りたいとき用」と考えてください。
Q2. ペットボトルのキャップで量れますか?
量れます。
一般的なペットボトルのキャップ1杯は、
約7ml。
そのため、
14杯で約100ccが目安になります。
キャンプや非常時など、
計量道具がない場面で役立つ方法です。
Q3. グラムで書かれたレシピをccで作っても大丈夫?
液体(※水・牛乳など)であれば、
比較的対応しやすいです。
ただし、
油・はちみつ・粉類は、
同じ量でも重さが大きく変わるため、
できれば重さ表記に合わせるのがおすすめです。
Q4. 100ccを少し間違えると、料理は失敗しますか?
ほとんどの場合、失敗しません。
家庭料理では、
多少の水分量の違いは
・煮詰める
・足す
・味を見て調整する
ことで十分リカバーできます。
お菓子作りなど、
分量がシビアな場合だけ注意すれば大丈夫です。
Q5. 子どもや高齢者向けの料理でも目安で大丈夫?
水分量が重要な場合
(とろみ食・介護食など)は、
できるだけ正確に量るのがおすすめです。
一方、
一般的な家庭料理や味付け調整では、
目安量で問題ありません。
Q6. 100ccを覚えるいちばん簡単な方法は?
「コップ半分くらい」
この感覚を覚えるのが一番ラクです。
そこから、
「これは油だから少し軽い」
「これは粉だからふんわり」
と考えられるようになると、
調べなくても対応できるようになります。
ひとこと安心メモ
100ccは、
正確さよりも使いやすさを重視した量。
家庭料理では、
完璧に量らなくても大丈夫です。
.
まとめ
100ccは、
必ずしも「100グラム」と同じではありません。
水はほぼ同じですが、
油や砂糖、粉類などは、
同じ100ccでも重さが変わります。
だからこそ、
細かく計算するよりも、
食材のタイプで考えるほうがずっと簡単。
-
水系はそのまま
-
油は少し軽め
-
重たいものはずっしり
-
粉ものはふんわり
この感覚があれば、
100ccで迷うことはほとんどなくなります。
家庭料理では、
完璧に量ることよりも、
続けやすさや作りやすさのほうが大切。
「だいたい合っている」で前に進めることも、
ちゃんとした選択です。
次にレシピで
「100cc」と書かれていたら、
もう立ち止まらなくて大丈夫。
この記事が、
あなたの料理のハードルを
少し下げるきっかけになればうれしいです。
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