「ひとりが好き」と「孤独が怖い」の違いとは?矛盾する気持ちに寄り添う優しい解説

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暮らしのヒント

誰かといると安心するのに、ひとりの時間も大切にしたい。「ひとりが好き」だけど、「孤独はちょっと怖いかも」…そんな気持ち、あなたにもありませんか?

私自身、仕事や日常の忙しさから少し距離を置きたくなるとき、ひとりの時間がなによりの癒しになります。だけど、ふと夜に部屋が静まり返ったとき、心の奥にじわっと“さみしさ”が広がることもあるんです。

「ひとりが好き」と「孤独が怖い」――このふたつは、矛盾しているようで、実はどちらも私たちの中に自然に存在する気持ち。この記事では、その違いや重なり、そして“自分にやさしくなるためのヒント”を、やわらかく紐解いていきます。

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  1. ひとりでいるのが「好き」な気持ちとは?
    1. 自分のペースで過ごせる、という自由
    2. 心の充電タイムとしての“ひとり時間”
  2.  どんな時に「ひとりでいたい」と思う?
  3. 「ひとりが好き」って、誤解されやすい【あるある5選】
    1. あるある①「ひとり好き=友達がいない」と思われがち
    2. あるある②「誘っても来ないから、誘いにくい」と思われる
    3. あるある③「本当は寂しいんじゃないの?」って決めつけられる
    4. あるある④グループ行動が前提の場で、気疲れしがち
    5. あるある⑤「ひとりでも平気な人」は“何でも一人でできる人”と思われる
  4. 「ひとりが好き」な人の割合と傾向
    1. 「ひとりが好き」な人の割合(博報堂調査)
          1. 「ひとりが好き」と感じる人の割合/引用元
  5. 「孤独が怖い」と感じる瞬間とは?
    1. 誰にも必要とされていないかもしれないという不安
    2. 孤独=“さみしさ+無力感”
  6.  どんな時に「孤独」を感じる?
  7. 「孤独が怖い」と感じる人の割合と傾向
    1. 「孤独をしばしば・常に感じる人」の割合(内閣府調査)
          1. 「孤独が怖い」と感じる人の割合/引用元
  8. 数字にあらわれない孤独も、きっとある
  9. 両方を感じることは“矛盾”ではなく“人らしさ”
    1. 「ひとりがいい」と「誰かといたい」は両立する
    2. 感情は“グラデーション”でできている
    3. 心は変わるからこそ、人は柔らかくて美しい
    4. 矛盾を抱えていることは、人間らしさそのもの
    5. 気持ちに名前をつけてあげよう
  10. おわりに
    1. 【参考・引用元】

ひとりでいるのが「好き」な気持ちとは?

自分のペースで過ごせる、という自由

「ひとりが好き」と感じる人は、自分のリズムを大切にしたい人が多いです。誰かと一緒にいると、気を遣ったり、話題を選んだり。楽しいけれど、ちょっと疲れることもありますよね。

だからこそ、ひとりの時間は心がのびのびと呼吸できるひととき。家で好きな音楽をかけながらお茶を飲んだり、本を読んだり、外に出て自然の中を歩いたり。

「誰にも合わせずに、自分で決められる時間」って、思っている以上に尊いものです。

心の充電タイムとしての“ひとり時間”

ひとりでいると、ふだんは気づかない自分の声が聞こえてくることがあります。「ああ、私こんなこと思ってたんだ」とか、「ちょっと疲れてたなあ」って。

誰かと過ごす時間は“交流の時間”だけど、ひとりの時間は“内側と向き合う時間”。それはまるで、自分をメンテナンスする“心の休憩所”みたいな存在です。

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 どんな時に「ひとりでいたい」と思う?

ふと、ある少しの時間だけでも、ひとりでいたいと思うことは誰にだってあるはずです。みんなどんな時に人と距離を取りたくなるのでしょうか。

仕事で疲れた帰り道。誰とも話さず、ただ無音の部屋でぼーっとしたい。

人と一緒にいて楽しかったのに、あとでどっと疲れて、「やっぱりひとりの方が落ち着く…」って思う時がある。

休みの日、誰にも会わずにNetflixとコーヒーだけで過ごす時間が最高のご褒美。

深夜、静かな部屋でお気に入りの音楽を流して、自分の世界にこもる瞬間がすごく好き。

「今の私は何がしたいんだろう?」って、ひとりの時間じゃないと考えられないから。

共感する方も多いのではないでしょうか?ひとりの時間は、心がすーっと整う、大切な自分だけの場所なんですよね。

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「ひとりが好き」って、誤解されやすい【あるある5選】

「ひとりでいるのが好き」と言うと、「さみしそう」「付き合いが悪い」「変わってるね」なんて言われること、ありませんか?

本当は、ひとりで過ごす時間が心地いいだけ。誰かといるのが嫌いなわけじゃないし、孤独に耐えてるわけでもない。ただ、自分のペースを大切にしたいだけなんです。

でも――
そんな「ひとり好きさん」たちは、まわりからちょっと誤解されて、困ったり、もやっとしたりすることもあります。

ここでは、そんな“あるある”をいくつかご紹介します。もし「わかる…!」と思ったら、きっとあなたも“ひとりを心地よく感じられる人”なのかもしれませんね。

あるある①「ひとり好き=友達がいない」と思われがち

実際は、人間関係が苦手なんじゃなくて、“人といる時とひとりの時間のバランス”を大切にしてるだけなのに…!「いつも一人だね」って言われると、ちょっと複雑な気分に。

あるある②「誘っても来ないから、誘いにくい」と思われる

ひとりの時間が大事=付き合いが悪い人って思われることも…。本当は無理して行くより、元気で会えるタイミングを大事にしてるだけなんだよね。

あるある③「本当は寂しいんじゃないの?」って決めつけられる

「強がってない?」「ほんとは孤独なんでしょ?」みたいに言われてモヤモヤ…。“さみしさ”と“心地よいひとり”は全然別物だって、もっとわかってほしい。

あるある④グループ行動が前提の場で、気疲れしがち

飲み会、旅行、ランチ会…「みんなでワイワイ」が正解みたいな雰囲気にちょっと疲れてしまう。ひとり行動が“協調性がない”と見なされるのは本意じゃないんだよね。

あるある⑤「ひとりでも平気な人」は“何でも一人でできる人”と思われる

「どうせ頼らないでしょ?」みたいに言われるとちょっぴり切ない…。
ひとりで過ごせるけど、誰かに頼りたい時もちゃんとある。それを察してもらえないことが、少し寂しかったりする。

ひとりで過ごすのが好きでも、まわりからの目や思い込みに、ちょっと傷ついたり、困ったりすることってありますよね。ひとりが好き=孤立してる、寂しがり屋じゃない――そんなふうに「ひとり」を一色で決めつけず、その人なりの心の距離感を、もっとおおらかに受け取ってもらえる世の中になるといいな、って思います。

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「ひとりが好き」な人の割合と傾向

私はひとりが好き。ひとりで過ごす方が楽しい。と思っている若者はどれくらいいるのでしょうか。統計があるので一緒に見ていきましょう。

「ひとりが好き」な人の割合(博報堂調査)

年代 「ひとりが好き」と回答した割合
全体 56.3%(2023年)
20代後半 53.3%
30代前半 59.5%
30代後半 56.0%

※出典:博報堂生活総合研究所 ひとり意識・行動調査2023

博報堂生活総合研究所の「ひとり意識・行動調査」によると、2023年時点で「ひとりでいる方が好き」と答えた人は56.3%で、1993年の43.5%から大幅に増加しています。​​

  • 年代別では、20代後半で53.3%、30代前半で59.5%、30代後半で56.0%と、若年層で「ひとりが好き」と感じる人が多い傾向があります。​​

  • 性別・未既婚別でも、すべての層で「ひとりでいる方が好き」が増加しており、性別や婚姻状況に関わらず「ひとり」を志向する人が増えていることが分かります。​​

「ひとりが好き」と感じる人の割合/引用元

▶ トラベルボイス記事(データのまとめ紹介)
出典URL:
https://www.travelvoice.jp/20231227-154708

▶ 博報堂生活総合研究所「ひとり意識・行動調査2023」
出典URL(ニュースリリース)
https://seikatsusoken.jp/newsrelease/20846/

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「孤独が怖い」と感じる瞬間とは?

ひとりがすき。でもその一方で、孤独がこわいと感じる気持ちも強くて…。私っておかしいの⁉って悩んだことはありませんか。ひとりが好きな人が増えている世の中で、孤独をこわいと感じる瞬間も同じように増えている、その理由を紐解いていきましょう。

誰にも必要とされていないかもしれないという不安

誰かと離れている時間にふと、「私、誰かにとって特別な存在なんだろうか」なんて、考えてしまうことってありませんか?

スマホを見ても通知がなくて、SNSにも反応がなくて。そういうときに、心にぽっかり穴があいたように感じるのが「孤独」です。「私は今ここにいるよ」って、誰かに気づいてほしい。そんな小さな願いが、叶わないときに、孤独は顔を出します。

孤独=“さみしさ+無力感”

孤独はただの「ひとり」とは違って、「つながれない苦しさ」がセットになっていることが多いです。それは、誰かといても感じることがある感情。

たとえば、にぎやかな集まりの中で、なぜか自分だけ話に入れなかったとき。心がキュッとなって、「ここにいるのに、いないみたい」って思うような、あの感覚。

孤独は、他人との“距離”よりも、自分自身の“心の居場所”が見つからないときに起きるのかもしれません。

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 どんな時に「孤独」を感じる?

どんなににぎやかで楽しそうな人でも、あるいは、楽しそうに見えていても、それは演じているだけで実は孤独を感じている。ということもあるでしょう。心の中は誰にも見えません。ほんのちょっとした瞬間や、馴染めない人間関係など理由は様々。みんなは、どんな時に孤独を感じるのでしょうか。

SNSで誰かが楽しそうにしてるのを見ると、なんとなく自分だけ取り残された気分になる。

LINEの通知がまったく来ない日、スマホを見てちょっと切なくなる。

にぎやかな飲み会に行ったのに、話に入れず“ここにいる意味あるのかな”って思った夜。

がんばったことを誰にも褒めてもらえなかったとき。独り言が空中に消えていく感じ。

泣きたい夜に、頼れる人が思いつかない時。そんなとき、「ああ、私って孤独なんだな」って痛感する。

誰かといなくても平気だったはずなのに、ある瞬間だけ、ぐっと胸の奥がさみしくなる――そんな経験、きっとあなただけじゃありません。

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「孤独が怖い」と感じる人の割合と傾向

「孤独をしばしば・常に感じる人」の割合(内閣府調査)

年代 孤独を感じている割合
30代 7.2%(最も高い)
男性全体 5.1%
女性全体 4.6%

※出典:内閣府 孤独・孤立全国調査(令和5年)

内閣府の「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和5年)」によると、「しばしばある・常にある」と回答した人の割合は、男性が5.1%、女性が4.6%となっています。​​

  • 年齢階級別にみると、孤独感が「しばしばある・常にある」と回答した人の割合が最も高いのは、30歳代で7.2%となっています。​​

  • また、孤独感を年齢階級別にみると、20歳代から50歳代で高い傾向があり、特に働き盛り世代で孤独感を感じる人が多いことが分かります。​​

「孤独が怖い」と感じる人の割合/引用元

▶ 内閣府「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和5年)」
出典URL(PDF):
https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/001398099.pdf

▶ 特定健診・保健指導ナビ(厚労省関連)
出典URL:
https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2024/013074.php

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数字にあらわれない孤独も、きっとある

でも実は私、この「孤独の割合」がとても少ないことに驚いています。私も常に孤独を感じているし、世の中の人みんな寂しいんだと思っていました。思うに、こうした調査で出てくる「孤独を感じている人」の割合って、あくまで“自覚していて、かつ言語化できる人”の数字なんだと思うんです。

つまり、

✔「私は孤独を感じています」って自分で認められる人
✔そして、それを質問票に答えられる心の余裕がある人

だけがカウントされているんだと思うんですよね。でも実際には、その数字に含まれていない“言葉にできない孤独”を感じている人も、たくさんいるのではないでしょうか。

たとえば、

✔ふとした瞬間に感じる「私、いま誰にも必要とされていないのかな」という不安
✔SNSを開いても、どこにも居場所がないように感じる夜
✔にぎやかな場所にいても、なぜかぽつんと心が浮いてしまうとき

そういう「小さな孤独」は、統計では測れないけれど、私たちの毎日に静かに寄り添っているものです。

だから、あなたが今「ちょっと寂しいな」と感じていたとしても、それはおかしなことでも、弱いことでもありません。

「私もあるよ」

そんな一言が、誰かの心をそっと軽くしてくれる。そしてその誰かは、もしかしたら今のあなた自身かもしれません。

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両方を感じることは“矛盾”ではなく“人らしさ”

「ひとりがいい」と「誰かといたい」は両立する

「ひとりが好き」と言いながら、急に人恋しくなったり。「誰かといたい」と思っていたのに、話すのがちょっと億劫になったり。

そんな風に、心の中に“相反する気持ち”が生まれるのって、もしかすると、すごく自然なことなのかもしれません。

感情は“グラデーション”でできている

私たちの気持ちは、白か黒かでは語れないものばかり。「楽しいけど疲れた」「うれしいけど、ちょっとこわい」みたいに、いくつもの色が重なっているものですよね。

「ひとりが好き」も、「孤独が怖い」も、その時その場の“心のグラデーション”の中にちゃんと共存してるんです。

ある日は、ひとりの時間がごほうびのように感じられて。またある日は、誰かの声が恋しくて仕方がない。そのどちらも、“本当のあなた”で間違いありません。

心は変わるからこそ、人は柔らかくて美しい

たとえば、風が吹けば空の表情が変わるように。心もまた、その日その時の出来事や体調、季節や時間帯で、どんどん移ろっていきます。

「昨日は大丈夫だったのに、今日はなんだか無理かも…」
そんな風に感じる日もあっていい。むしろそれは、“自分にちゃんと向き合えてる証拠”なのだと思います。

矛盾を抱えていることは、人間らしさそのもの

どんなにしっかりして見える人だって、強く見える人だって、心の奥には矛盾や揺れを持っています。

それを「わたしっておかしいのかな」と責めるより、「いまの私はこうなんだな」とそっと抱きしめてあげること。それが、自分らしくあるための第一歩になると思います。

ひとりが好きな私も、誰かといたい私も、どちらもちゃんと、わたし自身。その気持ちを許してあげられることが、心をやわらかくしてくれる“優しさ”なのです。

気持ちに名前をつけてあげよう

心の中のもやもやを整理したいときは、気持ちに「名前」をつけてみるのもいい方法です。

✔「今日は、ひとりの時間でリセットしたい日」
✔「今日は、ちょっとだけ甘えたい日」
✔「今は、自分を守りたい日」

そうすることで、自分の感情に優しくなれるし、“よくわからない不安”が、少しだけ輪郭をもってくれるようになりますよ。ぜひやってみて下さいね。

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おわりに

「ひとりが好き」と「孤独が怖い」そのどちらも、あなたの本音であり、大切な感情です。人とつながることも、ひとりで過ごすことも、どちらも心の栄養になるもの。

今は「ひとりが心地いいな」と感じたら、安心してひとりを選んでみて。「誰かといたい」と感じたら、そっと手を差し出してみて下さいね。

あなたの心が向かう先に、ちゃんと“あなたらしい幸せ”があるから。

【参考・引用元】

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